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参考コースタイム 7月19日 美濃戸6:15〜9:00行者小屋9:25〜10:40中岳コル11:05〜11:35阿弥陀岳11:45〜12:10中岳コル12:20〜14:15赤岳14:25〜15:00赤岳天望荘(泊) 7月20日 赤岳天望荘7:25〜8:55横岳9:00〜9:45硫黄岳山荘10:15〜10:35硫黄岳10:45〜12:05赤岳鉱泉13:10〜14:50美濃戸 写真にポインタを置いてみてください。 |
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7月20日(2日目) 4時に目が覚めたので、ご来光をみるために防寒対策をして外へ出るが、ガスで真っ白。 しばらく待つと次第にガスが晴れ、丸いお月さんも見えてきた。 いよいよ太陽は山並みを赤く染め上げている。 赤富士ならぬ赤岳だ。自然の作り上げた芸術作品にしばし感動。 5時40分からは朝食時間なので、寝起きの悪いスロトレさんを何とか起こす。ほんま大きな子供やわ。 コーヒーを飲んでまったりしたり、なんやかんや出発の準備をしていたら、小屋を出たのは7時過ぎ。 赤岳や阿弥陀岳には雲がかかっている。風も少し冷たい。 今日の天気はあかんかなぁと少し不安になりながらの出発。 硫黄岳山荘を出発した方とのすれ違いのため、幅の狭い縦走路ではそこかしこで渋滞が発生。 連休中ということで、沢山の登山者が山に入っているようだ。 しばらく、小学生連れの親子と前後して進む。 昨日も阿弥陀岳で出会っているが、元気な小学生で、鎖場でも余裕綽々。聞くところによると剣も登ったことがあるとか。参りました〜。 |
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「横岳は細かいアップダウンがあるからね〜」と事前に説明したけれど、「これが、細かいの?」と皆さん怪訝な顔。 まぁ、いいじゃないですか〜。細かいことはいいっこ無しよ。 稜線のルートは、スパッと切れ落ちた箇所や、鎖や梯子が出てくるけど、ゆっくりと歩けば問題はないルート。 でも、沢山の花に見とれて足元が疎かになったら危ないので、要注意。 こんな岩場によく咲いているな〜と感心しながら、カメラを構えていたのでした。 事前に花の名前を覚えてきたつもりやったけれど、実際に目にすると名前が出てこない。 とりあえず帰ってから調べてみることにしようと、下手な鉄砲数打ちゃ当たるとばかりに、シャッターを押し続けた。 唯一名前を知っているウルップソウは、少ししか咲いていなかった。 昨年とまったく同じ日に来たけれど、今年は花の時期が遅いようだ。 ※昨年のレポ |
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横岳のピークには、たむろしている方が沢山おられる。 職場の先輩のパーティは、今頃キレットを越えている頃かなぁと北アルプス方面に目を移すが、厚い雲に覆われて良く見えない。あとで聞くと小雨の中を越えていたそうだ。 幸いにもこのあたりは、雨の心配はない。安心して、硫黄岳へと向かう。 オオダルミの砂礫には、一面のコマクサが咲いている。 ピンクの絨毯といえば大げさかな。 殺風景な風景の中で一段と映えていて、カメラを構えるのを忘れてしばし眺めていたのが事実だ。 |
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硫黄岳山荘で、小休止。 おかんに、ここのトイレは綺麗やからぜひ行っといでと勧める。 しばらくすると、「凄く綺麗やった〜♪」と戻ってきた。ちゃんとカメラにも収めたそうだ(笑 あとで写真を見せてもらうと、便器の中の大きなブツも写っていた(嘘 さて、ここから硫黄岳までは、最後の登り。 これでもう登らなくてもいいと思うと、俄然元気が出てくるようだ。 ケルンを目印に、山頂を目指す。 振り返ると、昨日から歩いてきた稜線が一望できる。 あんなアップダウンをよく歩いてきたね〜と一同感心する。 阿弥陀から赤岳のコースを思い出し感慨にふけっていると、「私らが昼寝したんはどこ?」と質問が・・・・・ あんたらには、男の浪漫がわからんやろなぁ |
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爆裂口の向うには、女性的な北八ヶ岳の山並みが見える。 いや南八ヶ岳のような荒々しい女性も多いので、この表現は問題ありやね。 赤岩の頭からは、硫黄岳鉱泉へのルートを下りる。 高度を下げるにしたがって、水蒸気をたっぷり含んだ夏の空気が体にまとわりついてくる。下界は暑そうやで。 軽やかな足取りで追いついてきた女性は、嫁達が昨晩お風呂で一緒になった方らしい。 「もう一人の女性は、オーレン小屋へ下山しました。」と言い残して去っていった。 その女性が見えなくなってから、「あのなぁ、お風呂の中で色々と山の話をしてくれてんけど、私らこの辺の山判らへんから、うん、うん、としか返事でけへんかってん。オーレン小屋もどこにあるか知らんしぃ」と嫁連中。 今度から初心者マークを貼ってお風呂に入りなさい。 途中で小屋の屋根が見えたが、なかなかどうして、けっこう距離がある。 沢の上流には、大同心が大きく見えるので、指差して「ほら、大同心や」と、後ろのおかんに教えてあげたら、後ろには知らんおっさんがいるだけ・・・・・。 私のこの上げた左手はどうしたらええの? 恥ずかしさを誤魔化すために、一気に下ったのはいうまでもない。 |
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赤岳鉱泉では、外のテーブル席ではあまりにも暑いので、中の食堂でカレーライスを注文。ついでに生ビールも。 もうたまりまへんなぁ〜。 大休止を終えて、赤岳から横岳へと続くパノラマ風景を目に焼き付けて小屋をあとにする。 ここから駐車場までは、北沢コースで1時間40分のコースタイム。 行きの南沢コースでもそうやったけれど、このコースでもアブの大群に襲われた。 気温が上がると活動を始めるようだ。 タイツの上から刺すので、痛い!痛い!を連発しながら、疲れた体に鞭打って足早に歩く。 おかげで、ほぼコースタイムどおりに歩けたのは、喜ぶべきかな(笑 大勢の人で賑わう美濃戸山荘を過ぎて、ようやく駐車場へ到着。 天気に恵まれて素晴らしい2日間を過ごすことができました。ありがとうございました。 おっと〜、これからまだ例の林道があったんや 帰りは、スロトレさんが運転してね〜♪ |
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