のんびりまったり〜燕岳〜                              
2009.8.17(2日目) 一日目はこちら

出発準備をする物音で目が覚める。
時刻は4:00。
枕元の小さな窓から外を見てみると、裏銀座にはうっすらとガスが掛かっている。
顔を洗い、防寒着替わりに合羽の上着を羽織って外へ出る。
残念ながら東の空には、厚い雲が・・・・・。

足下には街の明かりが静かに広がっている。
うっすらと優雅な姿を見せているのは富士山だ。
富士山の左は八が岳、右は南アルプスだろうか。
山小屋前のテーブルの横に三脚を据え付けて、日の出を待つ。
 夜明前 ちょっと雲が多いかな 朝日を浴びて輝いています 素晴らしい〜〜

朝食を食べて、荷物をパッキング。
今日は、中房温泉の登山口へ降りるだけ。
おかんは、この風景を楽しみながらテラスで、コーヒータイムらしい。
うんうん、せっかく登ってきたからゆっくりとしたいよね。
おやじは、せっかくここまで来たので、蛙岩まで歩いてみることにする。
正面に槍を見ながら稜線を歩いていると、今度は表銀座コースを縦走したくなってくるのは当然でしょう。
空身なので、重いザックを背負った人たちをどんどん追い抜いていく。

蛙岩までは、思ったよりも早く着いた。
少しだけ大きくなった槍をじっくりと眺める。
雲が静かに流れている。
夕ご飯のテーブルが一緒やった単独の方が、やっぱり雲がないといい写真が撮れないよねって言われていたのを思い出した。
飽きもせず、刻々と変わる雲の姿を見ていた。
たらふく食べました 蛙岩と槍ケ岳  今日も青空

燕山荘に戻ると、おかんが登山道で待っている。
「モーニングコーヒーは美味しかった?」
「うん。そやけどなぁ、もう少しベッドで寝ようと思ってんけど、掃除を始めやって寝られへんねん!」
「あのなぁ、山の朝は早いんやで〜(笑)」

もう山小屋の周りは、閑散としている。
山小屋の中では、スタッフが大忙しで今日の準備をしていることだろう。
最後に裏銀座の山並みを瞼に焼き付けて、中房温泉に向けて下山する。
後ろ髪を引かれつつ、登山道を降り始めた。
燕山荘  矢印もツバメ! 裏銀座  お花畑

山小屋の下の花畑にはいろんな花が咲いている。
名前が判らないのがちょっと残念やけど、どんどんカメラに収める。
帰ったら、名前を調べるのが楽しみだ。
(帰って4日経ちましたが全然調べていません・・・・・・)

下からは、もう早くも登ってくる人がいる。
聞くと夜明け前に登りはじめたとか。
やっぱり人気のある山やね。

稜線から覗く槍もこれで見納めだ。

続々と人々が登ってくるので、道を譲りながらゆっくりと下山する。
合戦小屋からの下りは、さすがに膝にくる。
おかんは昨日は疲れてあまり写真を撮ってなかったようで、今日は一生懸命にカメラを向けながら、ゆっくりと歩いてる。
離れて歩いていると、登って来た男性から「お一人ですか?」とナンパされたらしい。
いやぁ、あまりにも素人っぽい歩き方なので、びっくりして聞いたんとちゃうか・・・・・・(^^ゞ

高度を下げるに従って気温が上がり、Tシャツが汗ばんできた。
さぁ、このあとは温泉が待ってるで〜。
ぼちぼち降りよう。
注:もともと曲がっていました ※ 足元には注意 第1ベンチの水場 ※ 中房温泉の日帰り湯

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