のんびりまったり〜燕岳〜  
2007.8.16〜17(1日目)

おかん(嫁さん)の盆休みとおやじ(私)の休みがなかなか合わず、また家の用事などが絡んでなんとか1泊2日で行けることとなったのは、出発日の2日前。
せっかくの休みやし、今年は北アルプスに行きたい。
綺麗な山小屋、途中の売店ではスイカが食べられて、下山後の温泉がええでぇ〜とおかんをそそのかし、燕岳に決定。
ただし、三大急登のきついルートっていうことは、黙っておこう。

※の写真はポインタを置いてください

途中のSAで仮眠をしながら、3:00に中房温泉登山口の駐車場に到着。
駐車場は8割方埋まっている。
明け方まで一眠りして、周りの準備する声で覚める。
おにぎりの簡単な朝食を食べて出発。
まずは、アスファルトの林道を中房温泉の登山口へ。
トイレがあるので、これから登る人たちで混雑している。
登山届けのポストも満杯状態で、届けを無理矢理押し込む。
周りに合わせ、ゆっくりとしたペースで歩き始める。

ちょうど休憩しようかなぁっていう絶妙なタイミングで休憩ポイントのベンチが出てくるので助かる。
みなさんのレポを拝見してると、3大急登と呼ばれる割にはそんなに急ではないと書かれているけれど、同じコトを感じた。
ゼェゼェハァハァ言わなくても歩ける。
まぁ非常にゆっくりと歩いているせいもあるかな。
時々現れるガレ場を通過する度に、おかんのペースが落ちる。
その度に、「スイカが待ってるぞ〜」の声を掛けると、生き返っていました(笑
第1駐車場
登山口 第1ベンチ
(冷たい水場があります)
ロープや階段もあります
スイカくれ〜 合戦小屋まで3分 スイカ、西瓜、すいか・・・・  ス、スイカはどこ?どこ?

合戦小屋では待望のスイカを食べて、まったりモード。
甘くて、パワーが湧いてきました。
そうこうしているうちに、ガスが晴れて太陽が顔を覗かせてきたけれど、涼しくて気持ちがいい。
重い腰を上げて、さぁ出発。


合戦の頭からは、燕山荘が手に取るように見えている。
もうここまで来たらひと安心。
今までは樹木の下を登ってきたので、展望が効かなかったけれど、ここからは大きな青空が広がっている。
稜線の向こうに見える槍の穂先や沢山の花を愛でながらゆっくりと歩く。
山小屋は、目の前に見えていたのに、なかなか近づかない。
軽く息切れするのが、ここが2,700m以上の標高であることを感じさせる。
めちゃウマ!
槍ヶ岳が見えてきた  気持ちのいい青空 山小屋まではなかなか着かない

右手にテン場が見えて、階段を上がるとそこにはパノラマの風景が待っていた!
みなさん、言葉を無くして風景に見入っています。
これが裏銀座の山々のようです。
左手に見える槍ヶ岳もかっこいいけれど、このずら〜っと並んだ山並みは、ほんま凄いです。

このパノラマを見ると、誰もが山に登りたくなるんでしょうね〜。
しばし、放心状態でした。

時刻は11:00少し前。
テラスで昼食を食べて、燕岳へ向かうことに。
花崗岩によって形作られた独特な山の姿がとても興味を引く。

40分ほどで到着した山頂からの風景は素晴らしいのひとことに尽きる。
しばし、放心状態。

時間があるので北燕岳へも。
コマクサがまだ咲いていてくれて、ピンクの可愛い花がそこかしこに咲いている。

ここでもゆっくりと景色を味わっていました。
めちゃくちゃテンション上がってます 昼食 イルカ岩 燕岳
燕岳山頂 コマクサ栽培試験地  時間があったので、北燕岳まで足を延ばしました

山小屋へ戻って、生ビールをゆっくりと味わう。
五臓六腑に染み渡るほど旨い!
ケーキセットを食べるおかんに一口どうやって勧めると、「おいしぃ〜」とゴクゴクと飲み始めたので、慌ててジョッキを取り返した。

今日の宿泊者数は100名ほどとかで、ゆったりとすごせそうだ。
おかげで、3人が寝ることができる2段ベッドの上段を二人で使えることとなった。
ボリュームたっぷりで美味しい夕ご飯を食べたあとは、夕日を見るために外へ。
ちょっと肌寒いけれど、徐々に変わっていく空の色を存分に楽しむことができた。
ケーキセットのほうが高い! ※ 撮影に夢中  夕日に見とれています 秋の雲かな?

食堂で、7時のNHKニュースを見ていると、「今日は、日本記録の40.9度の気温を記録しました。」とお天気お姉さんの半井(なからい)さんが伝え、「お〜〜〜っ」どよめきが起きた。
山を降りずに、もうしばらくここで過ごしたいなぁっと居合わせた誰もが思っていたようだ。

楽しみにしていたオーナーのお話とアルペンホルンの演奏は、オーナーが不在のため、代わりにビデオでお話を聞くこととなった。
ビデオでも十分に話の内容は伝わってきて、なかなか面白かった。
このみんなが集まって話を聞くのは昔に経験したことがあるなぁって思ったが、一昔前のYH(ユースホステル)のミーティングを思い出していたのでした。
(YHに泊まったことのある年配の方ならご存知ですよね?)
次回は生で聞いてみたい。

9時の消灯を知らずに眠ったようだ。

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