晩秋の高塚山〜奥駈の支稜〜

2008.11.1
同行者:
スロートレックご夫婦luneさんWolfgangさんおかん

紅葉を楽しもうと大峯山系の釈迦ケ岳を予定していたんですが、土砂崩れによる国道の不通によりあえなくコース変更。
候補地を打ち合わせする中で、高塚山の名前が出てきました。
あまり聞きなれない山名ですが、検索すると何件かヒットします。
リンクしていただいている「みけのわくわく旅日記」さんも、先日上北山村の企画に参加されたとのこと。
紅葉はどうでしょうか?わくわくしながら当日を迎えたのでした。

◆◆参考コースタイム◆◆
行者還トンネル東口8:30〜一ノタワ(9:35〜9:45)〜9:55分岐〜10:55林道分岐〜昼食(11:10〜12:50)〜松塚山(13:20〜13:45)〜林道(14:25)〜15:40行者還トンネル東口
※撮影時間が多いので、ほんまの参考です(^^ゞ



川上村の道の駅でいったん集合して、登山口の行者還トンネル東口へ向かいました。
行者還林道では、紅葉を狙うカメラマンが沢山いてはります。
ちょうどこの辺りが、見ごろになっているのでしょうか。錦絵が、稜線に広がっていました。
すこしガスが掛かっているのが残念です。
「私、このコースで膝を痛めたのでいややねん。西口から登らへん?」という、luneさんを無視して、奥駈への登山口に取り付いたのでした。

「この高塚山は、昨年のヤマケイに載っていたから、興味津々ですねん」ってスロトレさんに言うと、「そんなん、ホンマに載ってました?」との返答。
luneさんからは、「おやじ家限定版のヤマケイちゃうの?」と言われる始末。
「そう言えば、尼崎限定のるるぶがあるねんで。」とスロ嫁さん。
そんなこと誰も聞いてまへん(笑
2007年11月号にちゃんと載っているので、しっかり読むように!

このコースを歩くのは3回目で、薄暗いイメージしか無かったのですが、木の葉が散りはじめた今の季節は明るくて、気持ちよかったです。
天気も良くて、フリースを脱いで体温調整。
スロトレさんが、以前に子熊に出会ったという場所を慎重に過ぎる頃、熊避け鈴を「リリリリリリリ〜ン!リリリリリリリ〜ン!リリリリリリリ〜ン!・・・」・・と・・まるで「どかんかい!われー!」・・ってな音に聞こえほど鳴らしていたluneさんが、ポツリと一言「このルートもなかなかええね♪」
皆さん紅葉の写真を撮るのに忙しくて、なかなか奥駈道が近づいてきません(笑

みんなでワイワイ言いながら歩いたためか、熊にも出会うことなく奥駈道に到着。
思ったよりもコースタイムええやんか。
でも、稜線は風が強くて、めちゃくちゃ寒い〜。

今日もバナナダイエットを実践中 トンネル付近の紅葉 登山口
東口からの紅葉も素晴らしい いちおう熊の真似をしているところ 奥駈道(一ノタワ)







一ノタワからは、奥駈道を南へ。
10分ほど歩くと「小谷林道」の案内があるので、指示通りに笹の中に続く踏み跡を辿っていきます。
小高いピークを過ぎて一気に高度を下げていくと、広い尾根がひろがり足元はフカフカの落ち葉の絨毯。
ここからは未知の世界。
わくわくしながら先頭を歩かせていただきました。
後ろを振り返ると、みなさん周りの風景に圧倒されて立ち尽くしているのでした・・・・・・。
まったく、もう(笑

弥山は、ガスの中 奥駈道 小谷林道への分岐






お腹が空いた〜との声が聞こえ始めた。小谷林道への分岐を見送ったところで、昼食。
風が少し冷たく感じてきたので、鍋料理で体を温めていただきました。
デザートもいただいて、さぁ出発。
時計を見ると、昼食に2時間近く時間をかけていたようです。
まぁ、予定どおりなので問題は無し。

尾根はだんだんと細くなってきました。
左手には、木の間から大普賢岳が覗いています。
この方向から見る姿は初めてみるので、新鮮に感じました。
確か和佐又のコルにあった雪が積もった大普賢岳の写真が、この方向から撮った写真やったような・・・・・。

岩が露出する稜線が高塚山の山頂でした。
南西の眼下には大栂山。そのはるか向こうの稜線は、孔雀岳のようです。
北には、小普賢や日本岳などを従えた大普賢岳。山腹には岩肌が白く輝いています。
「だれか双眼鏡を持ってきてるって言ってなかった?」とluneさん。
出すのが面倒だから、あえて出さなかったのに・・・・。
当然、皆さんに順番に見ていただいて、大峯の風景を堪能していただきましたよ!









山頂からは、北側の広い尾根を林道へ向かって降りるルートを選択しました。
林道までの高度差、約300m。
踏み跡は殆どないですが、尾根芯を外さなければ迷うこともないようです。
地図を片手に自然林の中を降りると、植林地帯が現れました。
歩きやすい左手へ向かいましたが、正解はスロトレさんの選択した右手方向。
たまには、まともなルートを選択されるみたいです(*^。^*)
尾根筋だけ自然林が残されていて、その中をどんどん高度を下げていくと、左手に林道が見えてきました。
ちょっと苦労して林道に降り立ち、トンネル東口へ向かいます。
この林道は、めちゃくちゃ荒れていて、谷底へ崩れ落ちて一人がやっと歩けるところでは、スリル満点。

トラックがあるなぁって思っていたら、林道の復旧工事をされていました。
作業員の兄ちゃんに「こんにちは〜」と、声を掛けて通ると、びっくりされて「この道、人が通るんですか?」
う〜ん、どうなんでしょうね?鹿は多いみたいですが・・・・。
このお兄ちゃんは、忙しく作業をされていたのですが、遅れて歩いていたluneさんとおかんから、工事の内容について根掘り葉掘り質問攻めにあっていた様子。すみませんでした〜。

周りの紅葉を楽しみながら歩くこと1時間少しで、行者還トンネル東口の駐車場へ到着。
皆さん、お疲れ様でした!!

山頂をあとにしました まだまだ紅葉が綺麗です 林道が見えたどぉ〜!
ここへ出てきました み、道が無くなっています・・・・ が、 何とかクリア