涸沢の紅葉

2008.10.11〜13
同行者:スロートレックご夫婦、おかん


今年も紅葉の便りが、北アルプスから届きだした。
前から行きたかった涸沢の紅葉の時期が連休とドンピシャになりそうなので、期待も高まる。
ただ、3ヶ月ぶりの山行&初めてのテン泊装備が、ちょっと不安・・・・・。

コースタイム
10.11(1日目)
上高地6:30〜7:20明神館7:40〜8:40徳沢9:10〜10:15横尾11:15〜15:15涸沢
10.12(2日目)
涸沢周辺を散策
12.13(3日目)
涸沢8:10〜10:25天狗のコル10:30〜13:40徳沢14:20〜16:20上高地



2008.10.11(1日目)

止む気配のない雨を雨具越しに感じながら、河童橋に立っていた。
ここ上高地へ来たのは6年ぶり。あの時も紅葉の頃。そして、あの時も雨やった。
当時は、山歩きはほとんどせず、上高地に来てもせいぜい河童橋で写真を撮るぐらい。
それが今では涸沢までテントを担いで登ろうというのやから、我が家も成長したもんだ!?

ちょうど居合わせたおっちゃんに、4人が並んだ写真を撮ってもらって、雨の中を歩き出す。
今回の山行も、7月の八ケ岳に続いてスロートレック家とご一緒することとなった。
HN(ハンドルネーム)とは裏腹に、精力的に山を歩いておられるパワフルなご夫婦だ。
我が家は3ヶ月ぶりの山歩き&初めてのテン泊装備。足を引っ張らないように、頑張って歩こう。

水溜りがいくつもできた林道を、梓川沿いに上流へ。景色がもうひとつなので、1時間毎の休憩場所が楽しみ。
徳沢で雨が上がり雨具の上着を脱ぐ。
混雑する横尾では、待望の晴れ間も覗いてきた。ここからは急登で3時間がコースタイムだ。

上高地バスターミナル

河童橋 上高地では少し色づいていた
ひたすら歩いています

徳沢園
ここのカツラの木の紅葉は素晴らしい
横尾



ラーメンを食べて、さぁ出発。
このあたりから右足の太ももの付け根に疼痛が。
重いザックがちょっと負担になったかな。
力が入らず、一気にペースダウン。先行するスロトレ家は、瞬く間に見えなくなってしまった。

左手の屏風岩を見上げると、その存在感に圧倒される。岩肌に張り付いている木々の紅葉が素晴らしい。
ついつい撮影時間が長くなってしまうのは、当然ですよね(^^ゞ
本谷橋でスロトレ家が待っていてくれた。河原は休憩する場所もないくらいに混雑している。
これだけの人が、涸沢へ上がるのか!?

行動食を少し食べて、吊橋を渡る。
ここからは、登山者が数珠繋ぎ状態。下山者とのすれ違いもあって、思うように進めない。
まぁ、紅葉を見ながらゆっくりと登りましょう。
・・・・・と言いながら、しんどくてなかなか足が進まず、ドンドン抜かれて行ったのが本当の話。
この分では、テン場にテントを張るスペースが無いのでは と不安になる。

ラーメン食べて・・・・

つり橋を渡って・・・・ 屏風岩どーん!
本谷橋

どんどん紅葉していきます



Sガレを過ぎた頃から、紅葉が一段と映えてきた。
先行するスロトレ家に悪いと思いながらも、撮影タイム。カメラを四方八方に向けて、シャッターを押し込む。
高度をあげるほどに紅葉は美しさを増し、感嘆の声が響き、立ち止まる回数も増える。
涸沢ヒュッテへの階段を登りきると、目の前には色とりどりのテントの花が咲いている。

テン場の受付を嫁さん達に任せて、僕たちはテントを張れるスペースを必死で探す。
スロトレ家とは離れ離れになったけれど、何とか場所を確保。寒さに震えながらガレ場にテントを設営する。
こんなにテントが多かったら迷子になりそう。(おかんは、全然違うテントへ行ったらしい)
風が強くなってきたので、食事はテントの中で。麻婆春雨と五目ご飯でお腹が膨れたら、知らない間に眠ってしまったようだ。
夜中にトイレで起きると、月に照らされて雪渓や屏風岩が青白く輝いて見えていた。




2日目へ続く