スノーシュー天国〜明神平〜 2008.2.9〜10 参加者の皆さん:単独行さん、さとやんさんご夫婦、ジオンさん、コトさんご夫婦、ルネさん、スロトレさん、森のリカ+お”ご夫婦、落王さん |
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山友の単独行さんの「明神平で宴会登山」の企画に飛びついた。 寝袋を準備したり、山メシのメニューを考えたり、その日を指折り数えて楽しみに。 天気予報は良くないけれど、非公開のあしび山荘を確保していただいているので、少しは安心して飲めるかもしれない。 って、結局は飲むことが楽しみなんです(笑 菟田野の某所で、先発隊の皆さんと合流することになっている。 ちなみに菟田野は「うたの」と読み、「古事記」「日本書紀」にも登場する歴史ある地名。 携帯にスロトレ氏から、「すいませんです、電話下さい!」との緊急メールが入ってきた。 交通事故?また寝坊?と心配して電話を掛けてみると、集合場所の近くまできたけれど、場所が判らないとのこと。 場所を確認してみると、目と鼻の先じゃないですか〜! さすがスロトレ氏、簡単には登場しない。 大又の集落付近は雪が見えなかったけれど、徐々に雪が現れてきた。 水源地を過ぎた坂道で、ノーマルタイヤのスロトレ車があえなくスタック。 チェーンを着けるタイミングを誤ってしまった。すみません。 足元が滑る中、後続車の方々の手を借りて何とか登りきって、ほっと一安心。 スタッドレスタイヤを履いている私の車も、この先の雪に備えてチェーンを巻くことにした。 余談だが、登山口に着くまでにハプニングを起こしたこの坂を満場一致で「スロトレ坂」と命名することにした。 ・・・・・・・・何か前置きが長くなりました(^^ゞ これからが、本編です。 ※の写真は、ポインタを置いてください。 薄っすらと雪化粧をした駐車場に到着し、出発準備をしていると、ルネさんが「これ使ってええよ。」とスノーシューを貸してくれた。 「ありがとうございます!」とても優しいお母さんに最敬礼。 「ほら! ここから着けていくで!!」 「えっ!?」 かくして、私の初めてのスノーシューは、ルネ監督の指導の元、ガリガリの駐車場から始まった。 |
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多数の見学者の視線が気になるスロトレ氏 | 駐車場は真っ白け〜 | ここからスノーシューで行くの・・・・・・? | ||||||
ザックを背負うと、小屋泊まりの装備やけど、想像以上に重たい。 特に3キログラムの備長炭が負担になっている。 昨年は、薪が湿っていたので、山小屋の中に煙が充満して大変やったらしい。 それで、今年は各自で炭を持ち上げることになった次第。 登山口までの林道歩きは、あいかわらず辛いものがある。 明神平へのルートで、この部分が一番の苦手。 慣れないスノーシューが歩きにくいので、外して雪の下にそっと隠しておこうかと思ったけれど、その雰囲気を察したのか、ルネ監督の監視が厳しい。 仕方なくザックに括りつけて持ち上げることにする。 おかげで重たいザックが余計重くなった。 |
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まだまだ先は長い | まだまだ先は長い・・・・・ | まだまだ先は長い・・・・・・・・・・ | ||||||
いつもなら、すいすいと登れる登山道が、今日はやけに長く感じる。 しかし、スロトレさん、リカ+お”さんは、パワフル。雪が現われると、どんどん先へ進んでいく。 達者やなぁ。 ルネ監督も、スノーシューを付けたまま、ガシガシいわしながら川は渡るし、直登もお手の物。 すごい、すごいぞ!ガンダム母さん! 高度を上げるにしたがって、樹氷も大きくなり、休憩の回数も多くなる。 あいにくガスが出ているので景色は望めないが、風が無いだけマシだと思わなくては。 樹氷というよりも、木々に雪が積もったモンスター状態になり、大きく枝を垂れ下げている。 突然に鳴り響くバキバキという音に驚く。 どうやら、雪の重みに耐えかねて、枝が裂けているようだ。 ようやく到着した明神平は、白く煙っていた。 散策する余裕も無く、小屋へ向かった。 |
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えっ!?直登ですか・・・・・ | 「ほら!!登って!!」 はいはい、付いて行けばいいんでしょ・・・・・ |
明神平まであと少し ※ | ||||||
体についた雪を丁寧に払ってあしび山荘に入る。 荷物をほどきひと段落したあと、タンクをいくつか持ってスノーシューで水場へ向かう。 新雪を蹴散らして歩くのは、気持ちがいい。 ここまで持ち上がってきて良かった。ルネ監督に感謝! 欲しいなぁ、コレ(笑 小屋へ戻ると、各自で食事の準備をはじめた。 外は吹雪いているので、まったりモードに変更。 ほんまは、ヒキウス平や檜塚奥峰へ足を伸ばすつもりやったけど、もうそんなことは関係ない。 単独行さん、ジオンさん、さとやんさん達が到着し、一気に宴会モードに替わっていく。 そこからは、皆さんが担ぎ上げられた食材や飲み物の数々が囲炉裏の周りにずらっと並んだ。 それらを飲んで食べるのに忙しく、ゆっくりと会話を楽しむ時間もないほどだ。と書けば、その量を判っていただけるだろうか。 おかげで私が持ち上げてきたソバ飯セットの食材一式は食べることなく、下山後の我が家の食卓に並ぶこととなった。 |
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お袋の味 おいしくて、3杯もお替りをしてしまいました |
森のリカ+お”さんは、ここで下山 ※ | 炭火がやさしく体を温めてくれます | ||||||
外は風が強く吹き、不気味な音が響いている。 食事がひと段落すると、山の話題をネタに話の輪が広がる。 ジオンさんとは、2年ぶりだ。 「あの時の大台の樹氷は綺麗でしたね。」 「そうでしたね〜。でも、あの時のおやじさんは、もっと物静かな方やったような気がするんですが・・・・・」 (一同爆笑) 「・・・・・・・(^^ゞ そうそう、愛知県からここまで来るのは大変やったでしょ?」 「○垣は、岐阜県です!」 「・・・・・・・(ToT)」 |
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外は、猛吹雪。 この日、下界でもかなりの積雪があったようで、家族からの心配するメールが各々の携帯に入ってきました。 しかし、山小屋の中ではこんな風景が・・・・・。→ |
鬼監督「あんたぁ、今日の林道での失態はなんやの!?」 S氏「・・・・・しくしく・・・・」 鬼監督「まぁ、今日のところは、コトさんの顔に免じて許したるけど、次からは、気ぃつけや!!」 S氏「はい・・・・・しくしく・・・・・」 元鬼監督(の手)「監督に謝れ!<`ヘ´>」 ※ |
・・・と思いきや、反省の色は全然無し!! 「へへ・・・・・、いえ〜ぃ!!」 |
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焼きおにぎり&伊賀肉 | 楽しい宴は進み・・・・ | 謎の酒「久保田」により、夢の世界へ ※ | ||||||
ロフトになった2階部分が今日の寝床。 スロトレさんと、朝日を一緒に見る約束をして、夜10時に2枚重ねの寝袋にもぐりこむ。 腰と背中に貼った使い捨てカイロのおかげで、ゆっくりと休むことができた。 携帯のアラームで6時に起床。 外はあいかわらず吹雪いているので、もう一眠りすることに。 ただ、頭が割れるように痛い。久々の二日酔い状態。 朝ごはんを準備される方もいたけれど、とてもやないけれど食べられる状態やない。 ジオンさんに頭痛の薬を貰って、インスタントのスープを飲むのがやっと。 何人かはまだ寝袋でマグロ状態になっているので、同じように寝袋にもぐりこんで、まどろむこと1時間ほど。 なんとか復活してきたので、有志だけで明神平を散策することなった。 さきほどまで元気のなかったスロトレさんは、雪を見ると俄然元気になる。 ガシガシ雪の斜面をワカンで駆け上がってくれるので、後を歩く者は非常に助かる。 |
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モノトーンの世界を楽しみながら、三ツ塚へ到着。 風を避けた鞍部で、暖かい飲み物やお菓子を食べて小休止。 明神平には何回か来ているけれど、注意して歩かないと現在地が判らなくなってしまうほど、今日はホワイトアウト状態だ。 これで青空があればなぁと思いながら、シャッターを押す。 木々は雪の重さに耐えながら、じっと春が来るのを待っているのだろうか。 それともボク達と同じように雪を楽しんでいるのだろうか。 静かに雪が降り積もる中、みんなの楽しそうな笑い声が響いてくる。 雪の中を転げ回る姿は、子供たちには見せられないな。 青空が無くても愉快な仲間達と一緒なら、それでいい。 慌ててみんなの足跡を追いかけた。 |
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皆さんの写真を使わせていただきました。 ありがとうございます。 |
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おまけ |